待望の著書第二弾
2022年8月30日に発売!

"歯科恐怖症患者を救う!
スゴイ無痛歯科治療"

嘔吐反射、嘔吐過敏症、歯科恐怖症
パニック障害で歯医者に通えない方に
是非読んでいただきたい一冊です

著者・大阪中之島デンタルクリニック
理事長 山本彰美

歯医者に来ると身震いしてしまう…
怖くて口を閉じてしまう…
そんな歯科恐怖症で悩む患者を救う!

眠っている間に治療が終わり、
長期通院も必要なし!

痛みと恐怖心を取り除く無痛歯科治療とは!

歯科医院に立ちこめる治療薬の匂いや、
歯を削るドリルのキーンという音に触れただけで
気分が悪くなる
治療を拒否してしまう「歯科恐怖症」
「嘔吐反射」の人は、

国内だけで500万人前後いると言われています。
しかし、治療を受けず放置しておくと、
むし歯や歯周病が進んで歯並びが
ガタガタになってしまうでしょう。

見栄えが悪くなったり口臭がひどくなったりして
対人関係やメンタルに悪影響を及ぼします。
糖尿病など病気を引き起こす危険性もあります。

麻酔を用いた「無痛快適歯科治療」を提供して
歯科恐怖症の患者を救っているのが、
大阪中之島デンタルクリニック
理事長 山本彰美(やまもとあきよし)です。


本書は無痛治療の特徴やメリットを明らかにし、
歯科恐怖症に悩む人にとって
希望の灯をともす一冊です。

一人ひとりの患者様に合った麻酔
「無痛歯科治療」を実現

――著書『歯科恐怖症患者を救う! スゴイ無痛歯科治療』刊行のきっかけをお聞かせください。

世の中には、「歯科恐怖症」「嘔吐反応」の患者さんがたくさんいらっしゃいます。歯医者が怖くて、つい治療を怠ってしまうのです。

むし歯や歯周病を放置しておくと、健康な歯がほとんど残っていない「口腔崩壊」という状況に陥ります。すると、しっかり噛めなくなり、必要な栄養素がとりにくくなって健康に悪影響をもたらすのです。また、口の中で発生した悪い菌が全身の感染症につながったり、糖尿病や肺炎などの遠因となったりする危険性もあります。さらに、歯並びの悪さが気になって人と話すのがおっくうになり、対人関係がうまくいかなくなるという問題を引き起こすことだって十分に考えられます。歯のトラブルは口だけでなく、健康とメンタルの双方にも大きなダメージを与えるわけです。

歯科恐怖症で歯科医院から遠ざかっている方々に、むし歯や歯周病を放置する危険性を伝えたい。そして、歯医者が怖くてたまらない人でも、安心して治療を受けられるクリニックがあることを知ってもらいたい。そう思ったのが、この本を書いたきっかけでした。

――なぜ人は、歯科恐怖症になってしまうのでしょうか。

過去に受けた歯科治療で強い痛みや怖い思いをしたことがトラウマになり、歯科恐怖症になる人が多いです。また、治療時に麻酔をされて気分が悪くなったことがきっかけで、歯科恐怖症に陥る人もいます。

この病気は、心配性気味の人や、音や匂いに敏感な人だけがかかるわけではありません。それまで普通に暮らしていた人が、突然かかるケースも多いのです。また、歯科恐怖症から抜け出すのはとても難しいのが実情です。そして「歯医者が怖い!」という気持ちがどんどん強まり、治療放棄へと陥ってしまいます。

――歯科恐怖症の患者さんに対して山本先生が提供している「無痛快適歯科治療(以下「無痛治療」)とは、どんなものなのでしょうか。

簡単に言えば、「麻酔で眠っている間に治療が終わるやり方」です。

大阪中之島デンタルクリニックでは治療時に、「静脈内鎮静法」と「静脈麻酔法」による麻酔をおこないます。どちらも、点滴で静脈から体に薬剤を入れるもので、静脈内鎮静法では患者さんが医師と簡単な意思疎通ができる程度に意識を残し、静脈麻酔法では完全に眠ってもらいます。当クリニックの歯科医師は全員、高度な麻酔の手法を身につけていますし、保険制度の制約を受けない自由診療なので、患者さんそれぞれに最適な麻酔薬を選ぶことが可能です。一人ひとりに合わせた「テーラーメイド」の麻酔をかけることで、痛みや恐怖を感じず治療が済む仕組みになっているのです。

4時間のカウンセリングで患者様の
「歯科不信」を払拭

――大阪中之島デンタルクリニックでは治療前のカウンセリングに力を入れていると聞きましたが、なぜですか。

当クリニックにいらっしゃる患者さんの中には、他の歯科医院で治療をし、そのたびに辛い思いをされた方がたくさんいらっしゃいます。そうした方々に前向きな気持ちで治療を受けていただくためには、治療の前に「心の痛み」を聞き取り、信頼関係を築いて、歯科医師に対する不信感を払拭するのが大切なのです。そこで当院では、治療前に最低でも2時間、最長で7時間ほどかけてカウンセリングをおこない、それから治療に入るようにしています。私やスタッフと「お住まいはどこですか? ああ、あのあたりなら○○というおいしいお店がありますよね」などのたわいない雑談をし、患者さんに笑顔が出たタイミングで口の中を見せていただくように心がけています。

また、当クリニックの診察室はすべて個室になっています。ドアを開けるとマッサージチェアのような落ち着ける椅子が目に飛び込み、恐怖感を与える器具や薬品類は見えないよう工夫しています。そしてカウンセリングが終わった患者さんは、その椅子に座ったまま治療を受けられる仕組みになっているため、ゆったりと安心した気分のままでいられるわけです。


患者様の歯だけでなく
心も癒やす歯科治療を提供します

今の日本は昔に比べ、平均寿命が大幅に伸びています。それに合わせ、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間、すなわち「健康寿命」も伸ばしていかなくてはなりません。しかし、歯が不健康なままで放置しておくと健康寿命が短くなり、健康ではない期間が長くなってしまうのです。歳をとってから、「若い頃に歯を大切にしておけばよかった…」と後悔している人を、私はこれまでに数え切れないほど見てきました。

当クリニックを訪れる患者さんのほとんどは、歯医者に対してネガティブなイメージを持っています。そして、「歯医者なんて大嫌い!」「歯を削られて痛い思いをするくらいなら、そのまま放っておく方がマシだ」と考えているのです。そうした人に歯科治療を受けてもらいたい。そして患者さんの健康に少しでも貢献し、「ああ、健康でいい人生だった」と1人でも多くの人に感じてほしいという思いが、私の原動力になっています。

著者プロフィール

理事長  山本 彰美

1985 年大阪歯科大学を卒業後、同大学の歯科麻酔学講座へ入局。
その後、大阪赤十字病院麻酔科研修を経て、琵琶湖中央病院歯科にて勤務する。
次第に「これまで自分が学んできた麻酔の技術を生かしたい」という思いが強くなり、1988 年10 月に和歌山県紀の川市に山本歯科を開業。
2008 年には大阪中之島デンタルクリニックを開設し、患者一人ひとりと真摯に向き合い、麻酔技術を駆使した無痛治療に取り組んできた。
現在では京都府や大阪府などの近畿圏をはじめ、日本全国、さらには海外からも患者が訪れる。

◎所属学会
日本歯科麻酔学会(認定医・評議員)
日本歯科放射線学会(認定医)
日本口腔インプラント学会
日本有病者歯科医療学会
日本医学シミュレーション学会(セデーションコースインストラクター)
日本デジタル歯科学会
日本静脈麻酔学会
日本臨床麻酔学会
日本障害者歯科学会(元認定医)
日本歯科心身医学会
日本口腔リハビリテーション学会
International Dental Implant Association of The United States(専門医)

こちらの記事で紹介した本

歯科恐怖症患者を救う!
スゴイ無痛歯科治療

山本 彰美[著]

定価 1650円(税込)
出版社 幻冬舎